【ご祭神】
経津主大神
【訪問メモ】
下総一宮。訪問時は正月三ヶ日ということで、かなりの参拝者で賑わっていた。
祭神の経津主大神は日本書紀で葦原中国平定では武甕槌神(たけみかずち)とともに出雲へ天降り、大国主命と国譲りの交渉をした神である。
(ただし、古事記には登場しない)
古代、この辺りは香取海と呼ばれ、霞ヶ浦・印旛沼・手賀沼をひと続きにした広大な規模の内海だったらしく、海上交通の要であったらしい。
訪問時には、拝殿・本殿は工事中で全貌を拝むことができなかったが、檜皮葺きの屋根が立派な拝殿であった。
ところで、この香取神宮には、地震を鎮めているとされる要石が埋まっている。
かつて、徳川光圀が要石の周りを掘らせたが、日が沈んで中断すると、朝までの間に埋まってしまった。そのようなことが2日続いた後、次は昼夜兼行で7日7晩掘り続けたが、底には達しなかったという逸話が残されている。
要石は香取海の対岸にある鹿島神宮にもあり、対となっている。
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