【ご祭神】
天之御中主大神(北辰妙見尊星王)
【訪問メモ】
厄除けのために訪問。
千葉神社は日本有数の妙見信仰の中心の1つである。
ご祭神は天之御中主大神となっているが、これは明治時代の神仏分離令により、妙見菩薩と神仏習合により同一視されている天之御中主大神に置き換えたもの。
元々、この神社は北斗山金剛授寺という真言宗の寺院だった。
妙見菩薩=妙見信仰とは、北の空の中心にある北極星を神格化した神であり、
陰陽道と同化し、人の寿命を司る泰山府君と同体と考えられた。
そのため、千葉神社は「方位除け」であり、「厄払い」なのである。
また、妙見菩薩の本誓は「人間界の帝王を擁護すること」にある。
千葉神社は、千葉氏の祖・平忠常の子によって伽藍が整備されたと伝えられるが、
その子孫である平良文は平将門(親王)と手を組んで戦い、
その子孫の千葉氏は源頼朝(後の征夷大将軍)と一緒に戦っている。
千葉氏は正に「妙見菩薩」的な存在である。
頼朝からも非常に手厚く保護されていたようだ。
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