2014年1月4日土曜日

大國魂神社



ご祭神


武蔵国の総社として、創建当時の武蔵国一之宮から六之宮までを祀っている。

■中殿
大國魂大神(主祭神。大国主命と同神)
御霊大神
国内諸神

■東殿
一之宮:小野大神(小野神社)
二之宮:小河大神(二宮神社)
三之宮:氷川大神(氷川神社)

■西殿
四之宮:秩父大神 (秩父神社)
五之宮:金佐奈大神(金鑚神社)
六之宮:杉山大神(杉山神社)



豆知識


古代、国司は各国内の全ての神社を一宮から順に巡拝していた。
これを効率化するため、各国の国府近くに国内の神を合祀した総社を設け、まとめて祭祀を行うようになった。
大國魂神社は武蔵国の総社にあたる。

景行天皇41年5月5日に大國魂大神がこの地に降臨し、それを郷民が祀った社が起源。
その後出雲臣の祖神天穂日命の後裔が武蔵国造に任ぜられ社の奉仕を行ってから、代々の国造が奉仕してその祭務を行ったと伝承されている。

大化元年(645年)の 大化の改新時、武蔵の国府が社有地内に置かれて社を国衙の斎場とし、国司が奉仕して国内の祭務を総轄する社となった。
国司が国内社の奉幣巡拝・神事執行等の便により国内諸神を配祀し、武蔵総社の起源になった。
その後、武蔵国内の著名の神、六所を奉祀した。

小説「帝都物語」では、第二次世界大戦の末期、敗色の濃くなった日本は大国魂神社の境内に高い鉄塔を建て、そこに大勢の僧を集めて護摩を焚き読経をし、アメリカに向かって念波を送ってルーズベルトを呪い殺そうとしたという舞台となっている。



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