2012年12月29日土曜日

品川神社

 
 
【ご祭神】
天比理乃咩命
素盞嗚尊
宇賀之売命
 
 
【豆知識】
東京十社の一つ。
 
文治3年(1187年)、源頼朝が安房国の洲崎神社から天比理乃咩命を勧請して祀ったのに始まると伝えられる。
 
頼朝はここに限らず、よく神社を勧請したり、寄進をしている。
頼朝は流人の身から、坂東武士に担がれ、征夷大将軍にまで登り詰めた人物であるが、
流人なので当然、直属の武士団などおらず、一人では何もできない立場だった。
 
頼朝が作った武家政権の長になれたのも、北条をはじめとした坂東武士団の協力があってこそできたものであり、故に頼朝は御家人達に相当気を使っている。
 
この地は品川氏が管理していたが、品川氏は頼朝の随兵に選ばれるなどかなり厚遇されている。
この地には湊があり、品川氏は伊勢から品川までの太平洋航路にも関わっていた重要人物である。
 
その後、鎌倉時代後期に宇賀之売命、室町時代に素盞嗚尊も祀られるようになった。
 

 
 
【訪問メモ】
品川神社には、明治時代に造られた富士塚がある。
富士塚とは、富士信仰の集団、富士講の人々が、富士山の遙拝場所として、或いは実際に富士登山の出来ない講員のために造った築山である。
 
 
 
富士塚は溶岩で形成されており、山道には五号目、八号目などの標識も立っていて面白い。
 
 
 
山頂からの景色は、近隣の高層ビルに視界が遮られているものの、なかなかのものである。
 
 
 
この品川神社で東京十社めぐり完了。
 
 

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