2013年8月21日水曜日
穴守稲荷神社
【ご祭神】
豊受姫命
【訪問メモ】
羽田空港に行く途中で訪問。
京急の駅名にもなっているが、羽田空港の大鳥居の祟りが有名。
【豆知識】
終戦直後、空港を接収したGHQは、大規模な拡張工事に着手。
穴守稲荷神社を強制退去させ、鳥居も何度か取り壊そうとしたが、そのたびに作業事故が起きたり、工事関係者が病気になったりして、「お稲荷様の祟り」と恐れられ、残されることになった。
結局、1999年に空港の沖合展開計画に伴い、すぐ近くに新滑走路建設のために鳥居は移転。
その際、作業事故等の「祟り」は起こらなかった。
なお、穴守稲荷神社の由来は以下の通り。
文化元年(1804年)の新田開墾の折り、海が荒れて沿岸の堤防が決壊。
村々は海水による甚大な被害を受け、村民が堤防の上に祠を勧請し、
稲荷大神を祀ると、海が静まって大きな実りをもたらしたのが起こり。
また、神砂(あなもりの砂)の由来は以下の通り。
老人が漁に出て魚を釣り上げて魚篭に入れたが、中を見ると湿った砂があるだけだった。
翌日も翌々日も大漁となるも、篭をみるとやはり湿った砂があるばかりであった。
老人はいぶかしく思い、村人たちにこのことを話すと、
村人たちはこれを狐の仕業として稲荷神社を取り囲み、一匹の狐を捕まえる。
しかし、老人は狐を許してそれを解き放った。
それ以降、老人が漁にでると必ず大漁となり、
篭には多くの魚とわずかばかりの湿った砂が残るようになった。
老人が砂を持ち帰って家の庭にまいたところ、
客が途切れることなく訪れるようになり、老人は富を得た。
荏原神社の由来も、品川沖の海面から牛頭天王の面が発見されたのが起こりである。
この付近には富をもたらす「何か」があったのであろう。
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